トンガの火山噴火以降、日本でも地震が増えていますね。
以前から【南海トラフ地震】はたびたび騒がれていますが、皆さんは地震への備えはしていますか?
私は東北住まいなので実際に東日本大震災を体験しました。
その経験をいかし、大地震がおきた時にどんな行動をすればいいのか、何を日頃から備えておくべきなのか、を書いていきたいと思います。
南海トラフの予兆がおきている?
みて下さい。これ!!
日向灘の地震があまりに多くありませんか?
南海トラフ地震とは駿河湾から日向灘にかけての震源でおきる地震です。
別名、三連動地震とも言われています。
東海、東南海、南海、の3か所での地震が群発しておこる大地震の事で同時発生もしくは数か月後などと言った風に過去のデータを見るとほとんど同じ時期に三か所で連動して起きている事から次におきる時もほとんど同時におきるのではないか、と言われています。
南海トラフ地震のおきる周期
過去1400年間のデータをさかのぼってみると約90~150年に一度程度で南海トラフ地震はおこっています。
平均80年に一度とも言われていて、直近の南海トラフ地震は1944年におきました。
つまりは最後の地震から77年も経過しているのです。
また被害としては関東から九州にかけての30都道府県で合わせて32万人の死者や238万棟あまりの建物の焼失や倒壊が想定されています。
また津波の高さは最大で34メートル…。
東日本大震災では岩手県で最大40メートルと言われていて、本当に34メートルで収まるとはなかなか思い難いものがありますね💦
南海トラフ地震は事前に警告されることになっている
南海トラフの震源とされている海底は微振動も感知する様に日頃から観測されています。
【異常な変化】が起きた時には事前に気象庁が公表するとされていますが本当にそんな風に予知できると思いますか?
先日のトンガの噴火で気象庁は『津波の心配はない』と発表しましたが夜中0時過ぎに津波が到達したと見られると事後報告をしました。
今までにこんな大規模な噴火がなく、気圧の変化による津波のデータがなかったとの事でした。
実はTwitterで一般人の釣り好きなおじさんが気象庁の発表より前に
『奄美大島に津波が到達している!近辺の人は避難して!』とツイートしていました。
確かに急激な水底の変化がおこったようなのですが気象庁の発表よりも一般人が先に発見するって…。
これが現実なんです。
これでもう100年以上おきていない【南海トラフ地震】がおきる前に異常を発表できると思いますか⁇
南海トラフを事前に発表する事によるリスク
①仮に地震がおきなかった場合を考えると安易に発表が出来ない。
→仮に地震がおこらなかった場合に良いことではあっても責める国民も出てくるでしょう。
②大渋滞が起きる
→避難を考える人による大渋滞がおき、町中がパニックになる。
また海に近い道を避けようと山側の道路に集中するでしょう。
③食材などの品薄がおこる
→買いだめしようとする人が増えて品薄の物が続出する可能性
④通信障害
→連絡を取ろう(遠方から伝達するためなど)とする人が増えて通信障害がおきる可能性もあります
⑤家族が離れる(仕事や学校)がリスクに感じながら生活しなくてはいけなくなる
→明日確実に地震がくるとしたら仕事や学校には行きませんよね?家族で避難したり備えるでしょう。
こんな風に素人の私が少し考えただけで異常がおきたことを発表する事による不安に対する国民の変化が想像されます。
ただ海面の異常がおきたとしてそれが確実に南海トラフに繋がるかなんて誰にも分からないのです。
実際に発表して不安をあおって、それでも地震がおきなかった場合に気象庁への責任が問われるのではないかと思います。
だから気象庁は安易に異常の発表はできないと私は思います。
東日本大震災の体験談
当時の私は一人暮らしをしていました。
その2,3日前から震度5程度の地震が二度ほどおきていて『地震が群発していて怖いなぁ』と思っていました。
まさか、その翌日にあんな大きな地震に見舞われるとは想像もしませんでした。
翌日(地震当日)
仕事が休みだった私は寝てました。昼寝してましたww
地震で飛びおきて『めっちゃ揺れてるー!!』と思った瞬間、聞いた事のない音(緊急地震速報)が携帯から流れました。
地震の前日に会っていた人に、たまたま私は地震が凄く苦手だって話をしてたのですが。
その人が地震の最中に電話をかけてきてくれて、『とりあえず地震が止まったらアパートから避難して、コンビニに行って食料をたくさん買っておいて』と言われ、私は言われた通りに地震が止まったら階段(5階)を急いで降りてコンビニに行きました。
いま、思えば地震の最中だから電話が繋がったものの地震が止まったらまず電話が繋がらなかった事でしょう。
それから私はコンビニで色々な物を買いました。
地震から1時間後にはコンビニは奥のレジからまっすぐ並び、ジュースコーナーをこえて本コーナー前にまで並んでいたそうです。
停電でレジが使えなかったり、食材を買い求める人の山だったようです。
地震から2時間もたつ頃にはどこのコンビニも食料0になり、スーパーも含め、食料の売り物はほとんど無くなったようです。
さて私は、その地震の最中に電話をくれた人が車でお迎えに来てくれたので一緒にガソリンを入れに行くも大渋滞。
これも翌日にはガソリンスタンドのほとんどが閉鎖になりました。
それから夜には知人の家に避難させて貰ったのですがその避難生活で必要な物が浮かんだので今日は書きたいと思いこの記事を書いています。
地震から1週間ほどたって私は知人と共に自宅アパートのブレーカーを落としに行くことにしました。
その地域は停電がしたままだったので、電気が通った時に危ないことを考えるとブレーカーをそのままにはしておけませんでした。
暗闇の階段を懐中電灯の明かりを頼りに上り、ブレーカーを無事に下げることが出来ました。
知人が居たから良かったものの、一人だったら泣いてた。笑
というか、身寄りがなかったら真っ暗なアパートでランタンの明かりで生活していたのかなと思うと…。
明かりって無いと本当に不安になるんですよ。
想像つかないかもしれませんが電気をつけたくてもつかない状況って物凄く不安になります。
大地震には必ず予兆がある
12月9日にはトカラ列島でマグニチュード6.1の地震が起きていますが、気象庁の地震履歴をさかのぼってみるとその前月頃からずっと地震が群発していてその後12月9日目前には物凄い回数の小さな前震が起きています。
先程のせた近頃の日向灘における地震の群発は南海トラフの前震ともとれませんか??
気象庁の地震履歴を見れば見るほど、大きな地震が近いのではないかと思えてなりません。
こちら【気象庁の地震履歴発表】から最新の地震情報を得れます。
皆さんは災害への備えをちゃんとしていますか?
こんなにも危険と隣り合わせな日本に住んでいながら備えをしないのはあまりにも無防備すぎませんか??
防災セットだけでは足りない
防災セットは物資が届くまでの3日分は用意すると良いと言われています。
私がアマゾンで防災セットを見比べた中でこれはいいなと思ったのが【消防士監修の防災セット】です。
意外に見落としがちなのが、防寒グッズなんですがこれはブランケットも入っているし寝袋も入っていて避難所での生活を考慮された作りになっているなと思いました。
正直、今の世のなか様々な会社が『食べ物』は用意している事が多く、困るのは避難所での生活かと思います。
絶対に必要なスマホの充電器やランタンなどは入っていて【必要な器具】は全て入っています。
レビューが高評価にもあるように、これを一つ一つ揃えるのはとても労力がいりますし、そこまで割高感もなく必要な物がそろってしまう防災セットになっています。
ただ食べ物が少し不安という方には【防災食セット】も追加しておけばより安心です。
ただここには書いていない防災セットに入れておきたいものを書いていきたいと思います。
見落としがちな防災グッズ
①ラップ
→ラップはけがをした時の応急処置にも使えるし、お皿の上に敷けば洗い物を出さずに済みます。(水が貴重なので洗い物は減らした方が良い)
②生理用品
→女性は必ず入れておいた方がいいです!震災時は手に入りません。代用も難しいので、あらかじめ防災セットに入れておきましょう!
③マジック、はさみ
→集団での避難生活を考えるとマジックがあると何かと役立ちます。はさみも同様に入っていると役立つ時もあります。
④マスク
→火事がどこで起きているかも分かりません。建物の倒壊などで空気が悪い可能性もあります。マスクは人数+αで多めに入れておきましょう。
⑤胃薬、痛み止め、持病薬
→持病薬は必要ですが胃が痛い、ストレスからの頭痛や生理痛、なども考えて最低限胃薬と痛み止めは用意しておきたいところです。
⑥使い捨ての紙皿やスプーンなど
→消防士さん!そこは頭が回らなかったか?避難生活では手も常に清潔とは言い切れないので使い捨ての食器類は入れておきましょう!
大きな地震、生きるのを諦めていない?
日向灘での地震がとても群発しています。
ただ不安に思っていても意味がありません。
それでは生き残れません。
怖いのは、地震がおきた時の行動が定まっていないからのケースが多く、しっかりと地震がおきた時の行動を事前に確認して頭に入れておけばさほど恐怖を感じる必要はなくなります。
災害時はどこに避難するのか家族との連絡手段は?
いざという時の為に備えておくことは防災セットだけではありません。
物の準備だけでなく、心の準備をすることが大切だと思います。
南海トラフ地震はこのページにたどり着いた人が生きているうちにほぼ確実におこるでしょう。
それは避けようのない現実なのです。
その現実を受け止め、行動することが生き残る確率を確実に高めます。
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